アメジスト指輪

気高く美しい紫色が魅力的なアメジストは、日本名を「紫水晶」と言います。
もっとも代表的なカラー・クリスタルです。
二月の誕生石の一つとしてもよく知られています。

古来から、紫は高貴な色とされており、
身分の高い人にしか身につけられない、特別な色でした。
日本では、紫水晶は最高位の水晶とされています。

「アメジスト」とは、ギリシア神話に登場する美少女の名前です。
彼女に目をつけたのが、ぶどう酒と酩酊の神、バッカス。
酔っ払ってアメジストを追いまわします。あまりの乱暴ぶりに憤慨した月の女神、
ダイアナは、アメジストを美しい紫の杯に変えて救い出します。
その杯のまばゆいばかりの美しさに酔いを忘れたバッカスは、
涙を流して、自分の罪を反省したということです。

この伝説から、アメジストには、悪酔いを防ぐ力があるといわれています。

キリスト教では、アメジストは「司教の石」と呼ばれ、
愛と慈しみを与えるといわれています。
大切な儀式の際には、アメジストの指輪がはめられました。
恋人への贈り物や、婚約指輪としても人気の宝石です。

紫色は大人の女性の魅力を演出してくれますが、
バランスよく取り入れるのは、意外と難しいものです。
全身紫づくめではちょっと「アヤシク」なってしまいますし、
かといって、あまりにも目立たないのは、つまらない。

シックな装いの中に、アメジストのジュエリーを一つだけ、
というのはいかがでしょうか? アメジストは、上品でセクシーな女性のための宝石です。